TOEIC Bridge(ブリッジ)とは?TOEICとの違いや試験内容、料金など詳しく紹介

TOEIC ブリッジとは TOEIC・TOEFL・IELTS
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TOEICといえば、日本で最も知名度の高い英語検定試験の一つですが、「TOEIC Bridge(ブリッジ)」という試験があることを知らない人は意外と多いのではないでしょうか。

TOEIC Bridgeは、TOEICへの架け橋という意味があり、英語初心者から中級者向けの英語検定です。大元のTOEICとは、試験内容や試験時間、料金などが大きく異なります。

本記事ではTOEIC BridgeについてTOEICとの具体的な違いや、どんな人に適している試験なのかなど詳しく解説していきます。

TOEIC Bridge(ブリッジ)とは?

TOEIC Bridgeは一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(通称IIBC)によって運営されている英語検定試験です。

「Bridge」というのは、TOEICへの架け橋という意味があり、TOEICテストにおいて以下のことが当てはまる人に最適な試験です。

  • リスニングがぜんぜん聞き取れない
  • すべての問題を時間内に解き終わることができない
  • がんばって勉強しているのに、思うようにスコアが伸びない

難易度は易しめに設定されていますが、出題形式はTOEICに近い実践的な問題形式であるため、TOEIC受験の準備として活用することができます。

初心者、中級者向けの試験(英検5級~3級程度)

TOEIC Bridgeは英語初級者から中級者向けの試験。ただ決して子供向けの試験というわけではなく、老若男女幅広い層の人が受験しています。

TOEIC L&Rのスコアでいうと100〜340点程度の学習者を想定して作成されているのが特徴です。英検に換算すると5級から3級程度に相当)

英語を習い始めたばかりの人や、中学レベルの英語力はあるけれど、しばらく英語学習から遠ざかっている社会人などに向いている試験と言えそうです。

TOEICよりハードルが低そうだワン!

テスト形式は2種類(L&RとS&W)

もともとTOEIC Bridgeはリスニングとリーディング(L&R)だけでしたが、20196月からは新形式となり、スピーキングとライティング(S&W)の試験が導入されました。

これにより、TOEIC同様に英語に必要な4技能全てを測定することができます。

新しくリニューアルしたTOEIC BridgeではメールやSNS、ブログなどが題材にされることもあり、より現実的な英語能力が試される試験となっています。

結果はスコア式

TOEIC Bridgeの結果はスコア式です。

L&R、S&Wともに、スキルごとにそれぞれ15〜50点の間で採点され、合計点としてテストスコアが出ます。

スコアに応じてスコアレンジ別評価、セクションごとの正答率など、細かいデータも記載されるので、試験後に自分の弱点を把握しやすくなっているのが特徴。

なお、TOEIC Bridgeはオンラインで試験結果を見ることはできません

試験日から35日以内にOfficial Score Certificate(公式認定証)が送付されるので、それを待ちましょう。

留学中に一時帰国してテストを受験し、結果は留学先で知りたいといった場合、海外の住所で結果を受け取ることもできるので、詳しくは公式サイトの「公式認定証の海外送付」で確認してください。

現在は一時的に海外への配送はストップされているでごんす。

TOEICとTOEIC Bridge(ブリッジ)の違いって?

TOEICの準備として受験されることも多いTOEIC Bridge。

ここではそれぞれの試験の具体的な違いについて説明していきます。

試験時間や問題数の違い

TOEICとTOEIC Bridgeの試験時間や問題数について表にまとめてみました。

TOEIC Bridge L&R TOEIC L&R
試験時間   リスニング約25分

  リーディング約35分

  リスニング約45分

  リーディング約75分

問題数 100問 200問

L&Rの試験ではTOEIC Bridgeが合計で約60分、TOEICが約120分。

問題数もそれぞれ100問と200問なので、TOEIC BridgeはTOEICの半分程度のボリュームと言えるでしょう。

TOEIC Bridge S&W TOEIC S&W
試験時間   スピーキング約15分

  ライティング約37分

  スピーキング約20分

  ライティング約60分

問題数   スピーキング計8問

  ライティング計9問

  スピーキング計11問

  ライティング計 8問

S&Wに関して言えば、問題数はそれほど変わらないものの、ライティングの試験時間がTOEICのほうが2倍近く長くなっています。

リスニングスピードの違い

リスニングスピードに関して、TOEIC BridgeはTOEICと比べてゆっくりです。

TOEICではリスニングのスピードが早すぎてついていけないという人でも、TOEIC Bridgeでは余裕を持って聞くことができるでしょう。

また、試験時間が25分と短く設定されていることもあり、初心者でも集中して聞くことができそうですね。

公式サイトにサンプル問題があるからスピードが分かるワン!

リスニング応答問題の違い

TOEICTOEIC Bridge、どちらのリスニングにも共通するのが、短い質問に答える応答問題。

TOEICでは選択肢が音声で再生されるだけですが、TOEIC Bridgeでは選択肢が全て問題用紙にプリントされています。

そのため、TOEICでよく出題されるcoffeeとcopyのように、音が似ている単語を使ったひっかけ問題などはTOEIC Bridgeでは出てきません。

出題範囲の違い

TOEICは主にビジネスと日常生活について出題されますが、TOEIC Bridgeは日常生活がメインで、ビジネスについてはそれほどたくさん取り扱っていません。

またTOEICでは大学生活についての話題はあまり出てきませんが、TOEIC Bridge L&Rでは割とポピュラーなトピックとなっています。

問題文の長さの違い

リーディングセクションの問題文は、全体的にTOEIC Bridgeのほうが短くなっています。

たとえば、リーディングの長文穴埋め問題でも1問あたりのパッセージの長さは30〜40ワード程度であることが多く、TOEICと比べてかなりボリュームが少ないです。

問題文が長く速読力も求められるTOEICとは違い、TOEIC Bridgeはじっくりと精読することができるので、焦らず問題に取り組むことができますね。

スコアの刻み方の違い

TOEICのスコアはL&R10990点で5点刻み、S&Rがスピーキングとライティングそれぞれ0200点の10点刻みです。

一方でTOEIC Bridgeは各セクションが15〜50点までと少ないためか、スコアは1点刻みとなっています。

内容を入力してください。細かくスコアを出してくれるから分かりやすいでごんす。

TOEIC Bridge(ブリッジ)の試験内容

ここではTOEIC Bridgeの各セクションの試験時間、問題数などについて詳しく解説していきます。

なおTOEIC試験と同様、テスト中にメモをとることはできないので気を付けましょう。

リスニング

リスニングはPart1Part4まで分かれていて、全50問。マークシート形式になっています。

画像選択問題

Part1は全部で6問です。

4つの画像から話の内容に合うものを選択する問題が出題されます。

読まれる文章は短いので、落ち着いて聞きましょう。また文章というより、短い名詞句のようなものが設問とされることもあります。

(例)A house in the forest.

このような短い句が出題されることもあるので、動詞がなくても焦らないようにしましょう。

応答問題

Part220問となっています。

短い質問を聞いて、内容に合った答えを4つの選択肢から選ぶ問題です。

選択肢は後から問題用紙で確認できるので、問題文をしっかり聞くことに集中するのが良いでしょう。

会話問題

Part3は全部で10問。

二人の人物の短い会話を聞いて、会話に関する2つの設問に回答します。

最後の2問は音声を聞きながら簡単な広告や看板などを参考に答える問題です。

会話で出てきた言葉を言い換えて回答しなければいけない問題が出題されることもあるので、同じ意味の言葉でもいろいろな表現ができるようにしておきましょう。

説明文問題

Part4は全部で14問です。

一人の話し手によるメッセージやお知らせなどを聞いて、2つの設問に答える問題が出題されます。

留守番電話に吹き込まれた忘れ物の問い合わせや、商品のオーダーなどから出題されることが多く、最後の数問では広告などを参照する問題も出題されるようです。

会話問題と同じく言葉の言い換えに注意だワン!

リーディング

リーディングは全50問で、Part1Part3まであります。こちらもマークシート形式です。

短文穴埋め問題

Part1は問題数が15問。

1箇所ブランクになっている場所に適切なワードを入れる問題です。

形容詞や副詞、動詞の活用を正しく使う文法問題や語彙の問題が出題されます。

長文穴埋め問題

Part2の問題数は15問。

5つの文章が出題され、それぞれ3箇所の空欄を埋める問題です。

長文と言っても文章はそれほど長くなく、出題内容もPart1と似たような文法、語彙に関する問題が出題されます。

読解問題

Part3は全部で20問。一つの文章を読んで2〜3つの設問に答える問題が出題されます。

本文に書かれている内容を言い換えたものが解答になる問題もあり、まとまった文章の大意を理解できることが重要です。

問題に使われる題材はスーパーのチラシやSNS上のやりとり、ウェブサイトのF&Qを読み取る問題など様々

SNSのやりとりでは、会話の流れにあった文章をまるまる入れる問題が出題されます。ブランクの前後だけでなく、全体の意味を取れるように意識しましょう。

スピーキング

スピーキングは大きく分けて6パート。受験会場でパソコンとヘッドセットを使って試験を受けます。

音読問題

短い文章を音読する問題が2題出題され、各問題の所要時間は30秒。準備時間として25秒が与えられます。

発音のわかりやすさやイントネーション、アクセントの正確さが採点のポイント。

また、ヘッドセットのマイクでぼそぼそと話すと、声がこもってしまい聞き取りづらいので、ハキハキと大きな声で発声することを心がけましょう。

恥ずかしがってちゃダメでごんす。

写真描写問題

写真を見て内容を説明する問題が2題出題されます。

各問題の所要時間は30秒、準備時間は30秒です。

写真に写っている場所を説明し、その後に写っている人物がどんな行動をしているかをできるだけ細かく描写するように指示されます。

使われる写真はオフィスの備品室や大学の研究室など様々。

登場人物は二人であることが多いですが、問題によっては三人の人物を描写しなければいけないこともあるようです。

聞いたことを伝える問題

ある場面のメッセージなどを聞いて、要約して話す問題が出題されます。

問題は1問で30秒間、準備時間は15秒です。

ビジネスミーティングなどがよく題材にされます。メッセージには重要なポイントが2点あるので、要約するときにはそこを押さえるようにしましょう。

重要なポイントをしっかり押さえてさえいれば、多少時間が余ってしまっても問題ないようです。

短い応答問題

メモなどの短い資料を見て、指示された内容を話す問題です。

所要時間と準備時間はともに30秒間。

話す内容は提案や依頼、招待など資料の内容によって異なります。

与えられた課題について的確に答えられているかはもちろん、細かい文法事項のミスが減点の対象になるので、日頃から正しい文法を使えるようにしておきましょう。

ストーリー作成問題

4コマ漫画を見て、それぞれの絵の内容を的確に説明しながらストーリーを作成する問題。45秒間考える時間があり、60秒間で話します。

話す時間が60秒と長めにとられているので、ストーリーの流れを大切にしながら、一つ一つの絵を丁寧に説明するようにしましょう。

アドバイスをする問題

課題を解決するために二つの選択肢が与えられるので、自分が勧める選択肢とその理由を話す問題です。

所要時間、準備時間はそれぞれ60秒間となっています。

たとえば、アパートを借りたい友人に2つある物件のうちのどちらかを勧めるような問題。

それぞれの選択肢には箇条書きで3つのポイントが書かれているので、それら全てに触れつつ、自分の勧める理由とともにアドバイスします。

勧める理由や自分の意見をしっかり言えるようになりたいワン!

ライティング

ライティングは全9問です。解答はパソコンのキーボードから入力するので、英文の入力に慣れておきましょう。

文を組み立てる問題

バラバラに並べられた単語を正しい順番に直して文章を作る問題が3題、各問題の制限時間は約60秒となっています。

1問ごとにセンテンスが長くなりますが、一番長い3問目でも10ワードに満たない程度です。

普段から英文を読むときに英語の語順を意識しておくと良いでしょう。

写真描写問題

写真を見て与えられたキーワードを使い、1センテンスで描写します。問題数は3問で時間は各問90秒です。

ポイントは写真をありのまま描写すること、登場する人物や物の動作は常に現在進行形で表現することの2点。

写真から判断できないことやその後に起こりそうなこと、自分の主観などは書かないようにしましょう。

短文メッセージ返信問題

SNSやチャットのような短いメッセージを読んで、指示された2つの要件に沿って返信文を書く問題が出題されます。問題数は1問で所要時間は8分です。

内容は「家族の誕生日に料理を作ってあげたいんだけど、何を作ればいいかな?」といった、実際の生活でよくあるテーマから出題されます。

ストーリー記述問題

指示された内容に基づいて10分間で1つのストーリーを完成させます。

ブログの投稿などが題材にされることが多いようです。

文の長さは時間内でできる限りたくさん書くように指示されます。多少の文法ミスは採点に大きく響くことはないので、論理的に話を組み立てることを意識しましょう。(内容が変わってしまうようなミスは原点の対象になるので注意)

長文メッセージ返信問題

E-mailのような長文メッセージを読んで、指示に従って返信を作成する問題です。

所用時間は10分与えられます。

文章中には求められた情報や意見、裏付けとなる理由を含み、的確に答えることが重要です。

特にワード数の指定はないので、ダラダラと長く書くよりも、書くべきポイントをしっかりと押さえて簡潔に文章を作成しましょう。

長けりゃいいわけじゃないでごんす。

TOEIC Bridge(ブリッジ)の料金、支払い方法、申し込み方法

ここからは、TOEICブリッジの受験料や申し込み方法などについて説明します。

TOEICブリッジの受験料

TOEICブリッジの受験料は以下の通りです。

L&R

  • 公開テスト:4,950円(税込)
  • IP(団体)テスト:2,970円(税込)

S&W

  • 公開テスト:9,350円(税込)
  • IP(団体)テスト:S&W両方を受験する場合/6,800円(税込)
         SかWどちらかを受験する場合/4,560円(税込)

またS&Wに限り、以下の料金を支払えば申し込み後の日時や会場の変更、キャンセルが可能です。

  • 変更手数料:2,750円(税込)
  • キャンセル手数料:5,000円(税込)

支払い方法

受験料の支払い方法は、以下のいずれかから選べます。

  • クレジットカード(VISA、マスターカード、JCB)
  • コンビニエンスストア(ローソン、ファミリーマート、セブンイレブン、ミニストップ、セイコーマート)
  • 楽天ペイ

申し込み方法(個人受験の場合)

個人でTOEICを受験する際はIIBCの公式ホームページより申し込みをします。

申し込みまでの流れ

  1. TOEIC申し込みサイトにログイン(会員でない場合はアカウント作成)
  2. 受験したいTOEICテスト(L&R、S&Wなど)を選び「受験申込」をクリック
  3. 受験したい日程の「申込」をクリックし会場エリアを選択
  4. 個人情報の入力と簡単なアンケートに解答
  5. 受験料支払い
  6. 申込が完了後メールで詳細が到着

受験後はマイページからスコアを確認できるので、アカウントのID、パスワードはしっかり保管しておきましょう。

TOEICはハードルが高いと思う人はTOEIC Bridgeからチャレンジしてみよう

TOEIC Bridgeは、英語初級者でも気軽に受けられる英語の検定試験です。

TOEICとなるとかなり勉強が必要そうだから、今はまだ受ける自信がないという人や、TOEICを受けたけど全然だめだった…なんて人は、まずはTOEIC Bridgeから試してみるといいでしょう。

TOEIC Bridgeの試験を受けて、リスニングのスピードが遅く感じるとか、問題文が結構簡単に感じるという手応えを感じることができたら、いよいよTOEICにチャレンジです。

自分の英語力がスコア化されれば、さらに上を目指しやすいですね。

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