カランメソッドとは?正しいやり方や効果を感じるまでの期間などを徹底解説!

カランメソッドとは 学習方法

現在英会話を勉強していて、スピーキングが伸び悩んでいる方はいませんか?

英会話のレッスンを受けていて、講師が目の前にいるにも関わらずスラスラ英語が出てこない…なんて人は結構多いのではないでしょうか。

そんな人におすすめしたいのが「カランメソッド」。名前だけは聞いたことがあるという人もいるかもしれませんね

カランメソッドは「通常のレッスンの4倍速で英会話が身につく」と言われている学習法。

今回はカランメソッドについて詳しく説明します。

カランメソッドとは

カランメソッドは、1960年代にイギリスのロビン・カラン氏が考案した「通常の学習の4倍の速さで英語を習得できる」英会話学習法です。

ターゲットとなる言語だけで学ぶダイレクトメソッド(直接教授法)で、たとえば日本人が英語を習得する際は、英語のみを使用するため日本語は使いません。

講師が高速で質問をして、生徒が間髪入れずに正しい文章で答えるという反復練習を繰り返すことで、英会話における反射神経を鍛え、英語に対して英語で話すことができるようになります。

カランメソッドの効果

カランメソッドの効果とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。

通常の4倍速で英会話が身に付くというだけでは、漠然としていていまいち分からないですよね。

以下で詳しく説明していきます。

短時間で英会話が習得できる

カランメソッドで最も有名なのは、短時間で英会話が習得できるという効果。

たとえば世界的に有名な英語試験「ケンブリッジ英語検定」の初級(PET)レベルに到達するのに必要な学習時間は350〜400時間とされています(参考:ケンブリッジ英語サポートサイト)。

これをカランメソッドで学習すれば、100時間以内で習得できるということ。通常の1/4の時間で同レベルに到達できるで、かなり時短になりますね。

(ただこの学習時間はヨーロッパにおける参考データなので、日本人の場合はもっと学習時間が必要だと言われています。)

ちなみにケンブリッジ初級(PET)レベルは日本の英検2級相当。日本人にとっては初級なんてレベルではないですね。(参考:文部科学省 英語力評価及び入学者選抜における英語の資格・検定試験の活用について

詳細な学習時間については、「カランメソッドの効果を感じるまでの期間は?」で後述しています。

聞かれたことに対してすぐに答えられる瞬発力がつく

カランメソッドでは、講師が話すスピードは普通の会話よりも速いのが特徴。

生徒が答えに詰まると講師に先に答えを言われてしまい、どんどん先に進んでいってしまいます。

慣れるまでは大変ですが、この高速のやり取りを通して、日本語で考えることなく英語を英語で理解できる「英語脳」を作ることができます。

正しい文法が身に付く

カランメソッドでは、講師は生徒のミスを細かく指摘します。

教師:Can you speak both Chinese and Japanese?
生徒:×No, I can’t spoke Chinese.
○No, I can’t speak Chinese.

細かい文法や発音のミスは通常の英会話レッスンでは見逃されがち。

しかしミスを逃さず訂正してくれるため、正しい文法を学べます。

カランメソッドを学ぶ方法

カランメソッドをどのように学ぶのかは重要です。

やっぱり講師から習いたいという人もいれば、自分で独学したいという人もいるでしょう。

ただ、独学するにしても教材はどこで入手できるのかなど、気になることはたくさんありますよね。

ここからは、カランメソッドを学ぶ方法を具体的に見ていきましょう。

初心者がカランメソッドを学ぶなら英会話スクールが一番

カランメソッドは、質問してくれる人がいないと成立しない学習法なので、一人ではできません。

最大限に効果を発揮するためには、きちんとトレーニングを受けた専門家から習うのがベスト。

「カランメソッド正式認定校」と呼ばれる英会話スクールでは、カラン機構 (Callan Method Organization) が実施するトレーニングを受講した講師からレッスンを受けることができます

たとえば以下のオンラインスクールは、カランメソッドの正式認定校(提携校)。

  • QQイングリッシュ
  • ネイティブキャンプ
  • イングリッシュベル

各スクールの公式サイトでは、実際のレッスンの様子の動画を見ることができるので、ぜひチェックしてみて下さいね。

参考:QQ Englishの料金や特徴、評判・口コミなどの基本情報まとめ。

参考:ネイティブキャンプの料金、コース、教材や口コミ・体験談まとめ

参考:イングリッシュベルの料金やプラン、口コミや体験談まとめ。カランメソッドやDMEメソッドがあるのって良いの?

テキスト(参考書)を使って勉強する

カランメソッドのテキストは、公式サイトからダウンロードするebookタイプと、通常の本タイプの2つ。

本タイプは各認定校の公式サイトや、Amazonなどからも購入することができます。(1冊2,000円程度)

メルカリなどのフリマサイトでも売っていることがあるので、安く入手したい人はチェックするのもいいかもしれません。

ただオンラインスクールの中には、リーディング中に教材を表示してくれるため、わざわざ購入する必要がない場合もあります。

アプリで勉強できるのは公式認定校の生徒のみ

カランメソッドのアプリは公式のものしかありません。Callan Method(iOS, Android) )

(画像引用:アップルストア

また、このアプリはカランメソッド認定校の生徒限定でダウンロードできるもの。

なんだ誰でも聞けるわけじゃないのか…とがっかりする人も多いでしょう。気になっている人はどこかのスクールに入会するしかありませんね。

無料で音声を再生できるので、通勤や通学中に聞くことができます。

ただしカランメソッドでは、事前に質問の内容を知っていると効果が落ちるとされているので、予習を推奨していません。そのためレッスン後の復習に活用すると良いでしょう。

なお電子書籍でカランメソッドの教科書を使っている方はアプリをダウンロードしないと教材を開くことができないので、必ずダウンロードしておいて下さいね。

カランメソッドの正しいやり方、受け方

カランメソッドは質問を出す人がいないと成立しないと述べましたが、質問を出す人がいればいいというわけではありません。

カランメソッドで学習するにはいくつかのルールがあるので、一つずつ見ていきましょう。

ステージは1から始まりステージ12で修了

カランメソッドには1から12までのステージがあり、どのレベルの生徒もステージ1から学習しなければいけません。

ステージ1ではbe動詞や一般動詞、代名詞や前置詞等の基礎文法から始まります。

最初は簡単ですがステージが上がるにつれて徐々に難しくなり、ステージ11以降はケンブリッジ上級(CAE)レベルに到達。日本の英検でいうと1級に相当します。(参考:文部科学省 英語力評価及び入学者選抜における英語の資格・検定試験の活用について

英検1級では専門的かつアカデミックな話題が取り上げられることから、カランメソッドのステージ11以降はかなりの難関です。

高速で2回同じ質問を受ける

レッスンでは教師が2回同じ質問をします。

最初の質問で内容を理解し、次の質問では構文に注意を向けるようにしましょう。

たとえば5W1Hのどれを使って答えるか、時制は何を使うのかなど。

質問のテンポが速いので集中力が必要ですが、内容と構文を同時に理解できるようになっていきます。

フルセンテンスで素早く答える

カランメソッド では正しい文法の使い方を頭に叩き込むため、質問に対して常にフルセンテンスで答える必要があります。

教師:Are you standing on the floor?
生徒:×No, I’m not.
No, I’m not standing on the floor.

このように、普通の会話では省略して答えられる場面でも、質問と同じ構文を使ってテンポよく答えを返さなければいけません。

答えはほとんど決まっている

カランメソッドの質問にはあらかじめ答えが決まっているものがほとんどです。

例えば生徒が椅子に座ってレッスンを受けている時に「あなたは椅子に座っていますか?」と質問されたとしても、テキストに載っている回答がノーであれば、それに従わなければいけません。

模範解答と違う答えは教師に訂正されます。

教師:Are you sitting on the chair?
生徒:×Yes, I’m sitting on the chair.
○No, I’m not sitting on the chair.

最初は違和感があると思いますが、そういうものだと割り切って学習しましょう。

レッスン中の質問はNG

レッスン冒頭のちょっとした雑談、いわゆるスモールトークをのぞいて、レッスン中は一切生徒から質問をすることができません。

これはカランメソッドが「流れとスピードを重視したトレーニング」だからです。

その代わり小さなミスでも教師が指摘してくれるので、間違いを放置したままレッスンが進むことはありません。

カランメソッドの効果を感じるまでの期間と必要な学習時間量

カランメソッドの効果を感じる時期について、大手コーチングスクールのプログリットでは以下のように言っています。

 ステージ3あたりになると、そろそろカランメソッドに慣れてきて効果を実感し始める期間です。

(引用:プログリット

ステージ3まで頑張れば、少しづつ英語が口をついて出てくるようになるのでしょう。

カランメソッドのレベルごとに必要な学習時間について、ステージ15までは1ステージ10時間、12までは15時間で「計160時間必要」という話もありますが、実際のところスクールによって言うことがバラバラ。

オンラインスクールのネイティブキャンプでは、以下のように言っています。

一般的に、1つのステージ終了には約40回のレッスン(約17時間)が必要と言われております。

仮に毎日2レッスン(2コマ)のカランレッスンを受講していただきますと、約3週間で1つのステージを終了します。

同じペースで進めていかれますと、1ヶ月4週間として計算した場合、約9ヶ月で全てのステージを終了することが出来ますが、ステージが上がると進捗が緩やかになる場合がございます。

(引用:ネイティブキャンプ

上記によれば、ステージ3までは合計で51時間の学習が必要で、毎日2レッスン(2コマ)受けていれば、9週間でステージ3に進めるということ。

約3カ月で段々効果を実感できるとなれば、そう遠い道のりには感じなさそうですね。

ただステージが進むにつれて使われる文法が複雑になり、特にステージ5からは日本人がつまずきやすい「仮定法」が始まるので、そこで足踏みしてしまう学習者が多いようです。

ちなみにカランメソッドの公式サイトによると、ステージ56でケンブリッジ初級(PET/英検2級相当)レベルとされています。

つまり理論上では、およそ85〜102時間カランメソッドで学習すると、英検2級レベルに到達するということですね。

ただこの数字は、基本的な英語力がある人が前提です。

日本では基本的な英語力がある人とは、中学英語を習得している人だと言われています。

というのも、日常会話の核となる語彙数は2,800語とされていて、日本人の場合は小学校から中学校までに学ぶ語彙数の合計が2,200~2,500語だから。(参考::NGSL文部科学省 中学校学習指導要領

もちろん語彙数だけで英語力を測ることはできませんが、中学英語を習得している場合は一通り英語力の基礎があると言えるでしょう。

逆に言うと英語学習にブランクがある人や、中学英語が分からないまま今に至る…なんて人は、中学生が学校で英語を学ぶ「420時間程度の学習時間の上乗せ」が必要になるかもしれないでごんす。

カランメソッドが合わない、効果がないと感じた時の対処法

カランメソッドはトレーニングの質問がNGだったり、待ったなしで次々と進んでしまうという点から、結構スパルタなイメージがありますよね。

当然、自分の学習スタイルに合わなかったり、いまいち効果を感じることができない人もいるでしょう。

ここからは、思うように学習の成果が出ない時の対処法を紹介します。

他の学習法と組み合わせながらやる

カランメソッドの効果をいまいち感じない…なんて時は、他の学習法と組み合わせながらやってみることをおすすめします。

カランメソッドは、スピーキングとリスニングに特化したトレーニング。

そのためスクールによっては、リーディングとライティングも含めた総合力を高めるために、他の学習法を組み合わせてるところが多いです。

たとえばオンラインスクールのQQEnglishでは、以下のように言っています。(引用:QQEnglish 「よくある質問」)

レッスンを始めた時点での英語力によって差はありますが、当校の場合、まず「カランメソッド」を20時間、さらに「QQE Basic」で25時間の受講を終えると、英語力の向上をほとんどの生徒が実感できるというデータがあります。

QQEnglishでは、カランメソッドでスピーキングとリスニングの基礎を作り、「QQE Basic」で4技能(読む、書く、聞く、話す)をバランスよく鍛える方法が推奨されているようですね。

カランメソッドに加えてリーディングとライティングを伸ばすことで、さらなる相乗効果が期待できそうです。

一度終了したステージに戻って復習を繰り返してみる

カランメソッドではステージが上がるごとに難易度も増していくので、今やっているステージが難しいと感じた時は一、度終了したステージを復習するのも有効です。

レッスン中は質問ができないので、分からなかった単語や上手く使えなかった構文を確認するためにも、普段の学習から復習を習慣づけるようにしておきましょう。

違うメソッドも試すのもあり

どうしてもカランメソッドが退屈に思えてしまったり、自分に合わないと感じる場合は、違うメソッドを試してみるのもいいでしょう。

たとえば、カランメソッドと同じダイレクトメソッドで、比較的新しい学習法である「DMEメソッド」というものがあります。

講師が2回素早く質問して、生徒が答えるというスタイルは同じですが、以下の違いがあります。

  • 文法のレッスンがある
  • 自分で考えて答えることができるので、カランメソッドより自由度が高い

カランメソッドの場合、文法に関しては「体で覚える」という感じですが、DMEメソッドでは文法の説明がきちんとレッスンに組み込まれていたり、質問の回答を自分で考える余地があるので、よりインタラクティブなレッスンが期待できます。

オンライン英会話では無料体験ができるところも多いので、いろいろ試して自分に合った学習法を見つけましょう。

カランメソッドを実際にやってみた人の口コミ、効果、体験談

Twitter上のカランメソッドの口コミを紹介します。

有名人も受けてるなんて、急にやる気が湧いてきますよね。

このように、はじめのうちは速いテンポのやりとりやカランメソッド特有のルールに戸惑ってしまう学習者が多いです。

多少時間はかかりますが、慣れてしまえば効果が実感できるようになるでしょう。

カランメソッドは悪く言えば「型にはまった」学習法ですから、通常のオンライン英会話のフリートークに慣れている人には退屈に感じるかもしれません。

またレッスン中に詳しい説明がないので、長いこと英語の学習から遠ざかっている人や学生時代に英語をしっかり勉強してこなかった人にとっては難しい学習法です。

英語力の基礎に自信がない人はまず中学レベルの英語から始めると良いでしょう。

カランメソッドで英語脳を作って瞬間英作文に強くなろう

以下、カランメソッドについてまとめてみました。

  • 短期間で英会話が習得できる
  • スピーキングとリスニングに特化
  • レッスンを通じて正しい文法を覚えられる
  • オンライン英会話スクールで受講可能
  • 決められた質問と回答を繰り返して会話の瞬発力をつける
  • リーディングとライティングの学習も並行するとより効果的

正しい文法で英語を話したい方、会話のレスポンスをもっと良くしたいと考えている方は、これを機会にカランメソッド を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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