ケンブリッジ英語検定とは?レベル別試験内容や難易度、合格率、日程や受験料を徹底紹介

ケンブリッジ英検とは その他の試験・資格
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ヨーロッパを中心に、英語のコミュニケーション能力を測定する試験として、高い評価を受けているケンブリッジ英語検定。

残念ながら日本では、TOEICや英検などに比べるとそれほど有名とは言えません。

ただ世界では2万を超える大学や企業などで、英語力を証明できるものとして認定されているので、英語圏でのビジネスや進学などを希望している人にはぜひ受験してほしい検定です。

本記事ではケンブリッジ英語検定について、特徴や試験内容、申し込みの流れなど詳しく解説していきます。

ケンブリッジ英語検定とは

ケンブリッジ英語検定は、日本での知名度は低いものの、ヨーロッパをはじめオーストラリアやカナダなどの教育機関や企業に高く評価されている、国際的な試験です。

試験ではリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能が測定されます。

ちなみにIELTSも4技能が求められる試験だワン。

レベルは小学生向けのYoung Learners(YLE)から最上級Proficiency(CPE)まで6段階英語圏の大学進学にはAdvanced(CAE)以上のレベルが要求されることが多いです。

合格判定は点数ではなくA〜Eの5段階で評価され、A〜Cまでが合格、D,Eが不合格。

同じく英語力を測定するTOEICやIELTSの試験では、スコア取得から2年間という有効期限があるのに対し、ケンブリッジ英語検定は期限がありません。

せっかく高いスコアを取得しても期限切れのため証明できない…なんてことにならないのは安心ですね。

TOEICの場合、2年経ったら「今も900点持っている」と断言できなくなるのが切ないでごんす…。

ケンブリッジ英語検定の特徴

世界的には知名度が高いケンブリッジ英語検定ですが、日本人にとってはまだまだ英検やTOEICが主流です。

こではケンブリッジ英語検定の特徴と、取得した場合はどのようなところで活かせるかについて具体的に説明します。

実践的な英語コミュニケーション能力が測定される

ケンブリッジ英語検定は、実践的な英語コミュニケーション能力が測定されるのが特徴の一つ。

たとえばスピーキングテストでは、面接官と対話するだけでなく受験者がペアになってディスカッションをするセクションがあります。

知らない人とペアになるなんて相手の英語力に圧倒されそうでごんす…。

日本の英検やTOEFLのスピーキングはインタビュー形式なので、面接官から質問をされたことに答えます。それに比べてケンブリッジ英語検定は、よりインタラクティブな内容と言えるでしょう。

聞かれたことに答えるだけでなく、パートナーの意見に対する自分の意見を述べる場面もあるので、高度なコミュニケーション能力が要求されます。

国際通用性が高いので就職や進学に有利になる

ケンブリッジ英語検定を受験する最大のメリットは、国際通用性が高いため就職や進学に有利になること。

ケンブリッジ高等教育ガイドでは、以下のように述べています。

Advanced(CAE)を取得していることは高いレベルで英語を運用できることの証明で、英語圏で専門職や大学を目指す学生にとって理想的な資格である。(引用:ケンブリッジ高等教育ガイド)

つまりケンブリッジ英語検定のCAEレベルを取得すれば、英語圏での進学や就職で高く評価されるということですね。

実際に2万以上の大学や企業、行政機関がケンブリッジ英語検定を認定しています。(参考:ケンブリッジ大学英語検定機構西日本試験センター

無料のレベルチェックテストでどの試験が合っているか分かる

いざ試験を受けてみようと思ったものの、自分がどのレベルを受験すればいいのかわからないという人は多いもの。

しかしケンブリッジ英語検定の公式サイトでは、無料のレベルチェックテストが受験できます。

(参考:ケンブリッジ英語検定レベルチェックテスト

テストは全25問の選択問題で、制限時間は無制限。

自分の英語力に適したレベルで受験すれば、試験が難しすぎたり、逆に簡単すぎるといったミスマッチを防ぐことにつながります。

ただレベルチェックテストは本試験とは内容が異なるので、目安程度に考えておくと良いでしょう。

ケンブリッジ英語検定のレベル(TOEICや英検でいうと何点くらい?)

ケンブリッジ英語検定は日本でそれほど普及していないので、各レベルが具体的にどの程度なのかわからない人も多いはず。

ここではケンブリッジ英語検定の各レベルを、日本の英検やTOEICと比較してみましょう。

参考にしたのは、主に厚生労働省で公表している以下の2つの表です。

(画像引用:文部科学省「ケンブリッジ英検」)

(画用引用:厚生労働省「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」)

上記6段階のレベル以外にも小学生向けのレベルがあるから紹介するでごんす。

Young Learners(YLE)

実はケンブリッジ英語検定には子供向け版「ケンブリッジ国際児童英検(YLE)」があります。

YLEは、主に6~12歳の小学生が対象となる試験です。

Starters(初級)、Movers(中級)、Flyers(上級)の3つのレベルに分かれていて、英検でいうと5級~3級程度、TOEICに換算すると上級の場合でも250前後といったところ。

試験内容も子供向けで堅くなく、色塗りや間違い探しがあるなど子供に英語を楽しんでもらう、好きになってもらうといった工夫が凝らされています。

Key (KET)

KETは英検の準2級程度に相当し、TOEICに換算すると520点ほど。必要な語彙数は1,558単語です。

試験では、日常生活における最も基礎的なコミュニケーション力があるかが測定されます。

中学英語をしっかり理解している人にとっては難しくありません。

英語学習にブランクがある人や、学生時代に英語が苦手だった人はここからはじめてもいいでしょう。

Preliminary (PET)

PET英検でいうと2級に相当し、TOEIC換算でおよそ630点。使用される語彙は2,955単語です。

試験では、簡単な日常会話に参加できる英語力があるかが測定されます。

ケンブリッジ大学英語検定機構は「英語を初めて学習する際の目標としてPETが最適である」と言っているので、すでに中学卒業レベルの英語力がある人はPETから目指すのがおすすめです。

First(FCE)

FCEは英検の準1級程度にあたり、TOEICで換算するとおよそ760点です。

必要とされる語彙数は4,666単語。最も受験者数が多いレベルであり、対面のコミュニケーションで自分の意見を表明し、議論ができるかが測定されます。

英語圏で生活する上で、一定の英語力を認められるのはFCEから。

FCEを取得していれば、日本の大学を受験する場合でも英語の試験を免除、または優遇措置がとられることがあるので覚えておきましょう。(参考:2019年度ケンブリッジ英語検定利用大学

Advanced(CAE)

CAEは英検1級に相当し、TOEICに換算すると870点以上

必要な語彙数は6,541単語です。

試験ではビジネスで英語を駆使するのに十分な能力があるかどうか、高いレベルで自分を表現できるかどうかが測定されます。

英語圏の多くの大学では、CAEを入学に必要な英語力の証明としているほか、オーストラリアではCAEの取得を永住権取得の基準の一つとして定めています。(参考:ケンブリッジ公式サイト

Proficiency (CPE)

CPEはケンブリッジ英語検定の最高峰。必要な語彙数はおよそ7,000語。

ここまでくると、英検やTOEICには該当するレベルが存在しません。

試験ではネイティブに近いレベルの英語力が要求され、実生活に関わる複雑でデリケートな問題について議論ができるかが測定されます。

長期の海外生活や留学経験なしにCPEを取得するのは、相当の努力が必要と言えるでしょう。

ケンブリッジ英語検定の試験内容

英語の4技能を測る試験は日本の英検やIELTSなどいろいろありますが、ケンブリッジ英検の試験内容は、他の検定とは異なる点がいくつかあります。

PETとFCEを境に試験の形態が変わってくるので、主にこの2つのレベルを例に試験内容について詳しく見ていきましょう。

ライティング

PETのライティングは2つのパートに分かれていて、パート1では与えられた情報からE-mailを書く問題、パート2では提示されたテーマについての記事やストーリーを書く問題が出題され、どちらもワード数は100語程度。

パート2の問題は2パターンあり、どちらか好きな問題を選択できます。

時制や幅広い語彙表現を使うことが求められますが、コミュニケーションの妨げになる間違いは減点の対象になるので気を付けましょう。

FCEのライティングも同様に2パートあります。

パート1では与えられたテーマに対して自分の意見を述べる問題、パート2では3つの問題から1つを選んで答える形式です。

トピックは様々で、映画や本のレビューもあれば大学生活の問題点など幅広く出題されます。パート1、パート2ともにワード数は140~190語です。

リーディング

PETまではリーディングとライティングがまとめて行われますが、FCEより上のレベルでは、リーディングとライティングが別々のセクションになり、リーディングに「Use of grammar」 という文法の試験が加わります。

CAE以上の「Use of grammar」では、普通の語学学校で習う以上の高度な文法知識が要求されるので、ケンブリッジ英検クラスがある学校で学ぶなどの対策が必要です。

PETはリーディングとライティング合わせて1時間30分の試験となり、リーディングは全35問。長文補充問題では主に語彙を埋める問題が多いですが、文法事項が問われることもあります。

FCEではリーディングの試験時間は1時間15分。問題数は全52問です。長文の補充問題では文法知識が問われたり、正解が複数あるひっかけ問題もあるので注意しましょう。

リスニング

ケンブリッジ英語検定のリスニングを難しいと感じる受験者は多いです。

なぜなら試験には100%イギリス英語が使われていて、日本人が学校で習ってきたアメリカ英語とは、アクセントも表現も異なる部分が多いから。

しかし試験では英文が2回繰り返し読まれるので、焦らずに音声に集中しましょう。

PETのリスニングは約30分で全25問出題されます。取り扱われるトピックは買い物や食事、公共の場でのアナウンスや旅行など、日常生活に根差したものがメインです。

FCEのリスニングは約40分の間に30問が出題されます。パート2では約3分間のスピーチを聞き、解答用紙の空欄を正しくディクテーション(書取り)する問題です。

紛らわしい単語を使ったひっかけ問題も出てくるので気を付けてください。

また選択式ではなく直接記入するタイプの問題なので、普段から単語のスペリングには気を配るようにしましょう。

スピーキング

KET以上のレベルのスピーキングは1対1の面接ではなく、面接官2名と他の受験生1名を加えた4名で行われます。

面接官に聞かれたことを答えるだけでなく、パートナーとのディスカッションも行わなければいけません。

PETとFCEのスピーキングテストで測定されるスキルについては以下のように述べられています。(引用:ケンブリッジ公式 スケールと各試験の比較表

PETで要求されるスキル

  • 受検者の現在の状況、過去の経験、そして将来の計画について議論する
  • ある状況について、パートナーと話し合う
  • 写真について長い時間説明する
  • 好きなもの、嫌いなもの、お気に入りのこと、習慣について話をする

FCEで要求されるスキル

  • 発音、文法および語彙の駆使力、自分の意見をまとめる能力、いかにうまく議論に参加しているかなど、さまざまな側面についてテストする

ケンブリッジ公式サイトでは、実際に各レベルのサンプル問題を見ることができるので、ぜひチェックしてみて下さい。

ケンブリッジ英語検定の料金や申し込み方法、受験の流れ

ケンブリッジ英語検定のレベルごとの受験料や申し込み方法、当日の受験の流れを解説します。

ケンブリッジ英語検定の受験料

ケンブリッジ英検の受験料は、会場や検定機関によって異なります。

以下は受験料の例。

受検票や賞状の送料などの費用は、基本料金に含まれています。

(参考:ケンブリッジ大学英語検定機構西日本試験センター

ケンブリッジ英語検定の料金(例)
基本料金 東京/名古屋/長野 関西/四国/九州
YLE(Starters) 6,300円 6,700円
YLE(Movers) 7,300円 7,300円
YLE(Flyers) 7,850円 7,850円
KET 13,400円 9,900円
PET 15,600円 12,100円
FCE 23,850円 20,350円
CAE 26,050円 22,550円
CPE 該当なし 25,850円
その他 ・レイトエントリー料
KET、PET、FCE、CAE):5,000円
・変更手数料:5,000円
・キャンセル料:5,000円

レベルが高くなるにつれて受験料も高くなっていくのが分かりますね。

FCE以上になると20,000円以上です。

スコアの有効期限がない分高いのかもしれませんね。

正式なエントリー締切り日を過ぎてからの申込み(レイトエントリー)も一応できるでごんす。

また一度申込みをした後に、別のレベルに変更する場合は別途5,000円が必要です。

申込締切日以前のキャンセルは5,500円(+銀行振込手数料)を差し引いた金額が返金されますが、申込締切日を過ぎてからの返金処理は、原則認められていないので気を付けましょう。

支払い方法はクレジットカード、銀行振り込み、コンビニ支払い等が利用できます。検定機関により支払い方法は異なるので注意が必要です。

東京、名古屋、長野地区のCPE受験に関しては、他の機関を参考にした方がいいワン!

ケンブリッジ英語検定の申し込み方法

各試験センターのホームページから申し込みが可能です。

「英会話教室ルナ インターナショナル」では、郵送での申し込みも受け付けています。

日本でケンブリッジ英検が受験できる試験センターは以下の通り。

またYLE以外の受験者は、申し込みの際に写真付き身分証明書(パスポート、運転免許証、写真付きマイナンバーカード)を届け出なければいけません。

試験当日には申し込みで届け出た身分証明書を持参しましょう。

試験の実施場所

ケンブリッジ英語検定の受験会場は、北海道から九州まで40箇所以上。

東京、大阪などの大都市では、全てのレベルに対応した会場がありますが、それ以外の地域の場合、自分の受けるレベルがある会場まで足を運ばなければいけません。

例えば九州在住でYLEを受験したい人は、九州にYLEが受けられる会場がないので、一番近い会場である岡山まで受けに行く必要があります。

詳しくはケンブリッジ英語検定の年間試験日程を確認しましょう。

受験の流れ

大まかな受験の流れは以下の通りです。

  • 受付開始
  • スマートフォンなどの通信機器を試験終了まで預ける
  • 受験者エントリーフォームを記入
  • リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの順に試験を実施
  • 終了

受験者数10名程度の小規模な会場の場合、試験開始時間30分前に受付が開始されます。

PET、FCE、CAE、CPEに関しては、当日会場での写真撮影が義務付けられているので知っておきましょう。(YLE、KETに関しては不要)

またライティングの試験終了後には40分程度の昼休憩があります。

受験するレベルによっては4時間を超える長丁場になるので、集中力を途切れさせないようにしましょう。

受験当日の持ち物

受験当日に持参するものを確認しましょう。

  • YLE受験者以外は写真付きの公的な身分証明書(パスポート、運転免許証、写真付きマイナンバーカードなど)
  • HB以上の濃さの鉛筆またはシャープペンシルと消しゴム
  • PETとFCE受験者のみボールペン

よくありがちなのが、身分証明書を忘れること。忘れた場合は受験できないので要注意です。

以下は、持ち込み可能なものです。


  • ティッシュ

水に関してはラベルをはがしたペットボトルに入れること、ティッシュはカバーを外して中身だけにするなど決まりがあるので気を付けましょう。

ケンブリッジ英語検定を取得して進学や就職の幅を広げよう

ケンブリッジ英語検定の受験は、英語圏で英語力を証明するための手段の一つ。

初級レベルのKETでも英検でいうと準2級相当なのですから、もともと難易度が高い試験です。

FCEレベルとなれば日本の大学試験でさえも優遇されることがあるので、海外進学や就職を目指す人は、一度チャレンジしてみるといいでしょう。

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