ケンブリッジ国際児童英検(YLE)とは?小学生に良い?試験内容やテキストはどんな感じ?

ケンブリッジ国際児童英検 その他の試験・資格
スポンサーリンク

日本では2020年4月から小学校で英語が必修化されました。

グローバルな人材育成のため今後ますます子どもの英語教育の需要は高まりそうです。

そこで注目され始めているのがケンブリッジ国際児童英検(YLE)。

生涯使える英語力の基礎作りをサポートするために、ケンブリッジ大学英語検定機構により提供される試験です。

世界的には有名な児童英語検定ですが、日本ではまだ十分に認知されているとは言えません。

今回はケンブリッジ国際児童英検について解説していきます。

  1. ケンブリッジ国際児童英検(YLE)とは
    1. 主な対象者は6歳から12歳くらいの児童
    2. レベルは3つに分けられる
    3. 合否を判定されるものではない
  2. ケンブリッジ国際児童英検(YLE)の試験内容
    1. リーディング&ライティング
      1. スターターズ(初級)はYES/NO式や並べ替え問題
      2. ムーバーズ(中級)は絵と文を見て単語を書いたり選択肢を選ぶ
      3. フライヤーズ(上級)は文章の穴埋めなど高度になる
    2. リスニング
      1. スターターズ(初級)は絵を選択したり色塗りなどをする
      2. ムーバーズ(中級)は絵と文章のマッチングなどがある
      3. フライヤーズ(上級)は音声を聞いて単語や数字を記入する
    3. スピーキング
      1. スターターズ(初級)は物に関する質問をされる
      2. ムーバーズ(中級)は絵の説明や間違い探しをする
      3. フライヤーズ(上級)はストーリーの流れを説明する
  3. ケンブリッジ国際児童英検(YLE)の料金や申し込み方法、受験の流れ
    1. ケンブリッジ国際児童英検の受験料
    2. ケンブリッジ国際児童英検の申し込み方法
    3. 試験の実施場所
    4. 受験当日の流れ
    5. 受験当日の持ち物
  4. ケンブリッジ国際児童検定(YLE)に関するQ&A
    1. ケンブリッジ国際児童英検は何に役立つの?
    2. ケンブリッジ国際児童英検の成績証明書はいつ届く?
    3. ケンブリッジ国際児童英検のテキスト(教材)は何がいい?
  5. ケンブリッジ国際児童英検(YLE)を受けて英語を楽しく学ぼう

ケンブリッジ国際児童英検(YLE)とは

(画像引用:ケンブリッジ公式サイト

ケンブリッジ国際児童英検(YLE)は、世界約130ヵ国で実施されている国際的に認知された英語の試験。

ケンブリッジ大学のグループ機関の一つ、「ケンブリッジ大学英語検定機構」に公式認定され、子どもたちの「実用的な英語力向上をサポートする」目的で1993年にスタートしました。

リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能をバランス良く測定するテストです。

主な対象者は6歳から12歳くらいの児童

ケンブリッジ国際児童英検は小学生ぐらいの子どもたちが主役。

年齢制限は設けられていませんが、試験で取り扱われるトピックは学校生活や休日のピクニックなど、6~12歳の児童を対象にした内容になっています。

(参考:ケンブリッジ大学英語検定機構西日本試験センター

レベルは3つに分けられる

ケンブリッジ国際児童英検は初級から上級までスターターズ、ムーバーズ、フライヤーズの3つのレベルに分かれています。

スターターズは日本の英検4級、ムーバーズは3級、フライヤーズは準2級相当。

細かくレベル分けされているので、初めて検定を受ける児童も安心して受験できますね。

公式サイトでは、どのレベルで受験するかを判断するために、レベルチェックテストが受けられます。

全15問で選択問題、穴埋め、リスニングがあり、10分程度でできるので気軽に試してみましょう。(参考:ケンブリッジ公式 ヤングラーナーズ レベルチェックテスト

ちなみに一般社会人、大人の英語ビギナーの方は児童英検ではなく、ケンブリッジ英語検定Key English Test(KET)がおすすめ。KETはフライヤーズと同等の難易度ですが、内容や世界観が大人向けのものとなっています。(参考:ケンブリッジ公式

合否を判定されるものではない

ケンブリッジ国際児童英検の目的は優劣をつけることではなく、楽しみながら英語を学び、好きになること。そのため試験結果に合否判定はありません。

成績はリスニングとリーディング&ライティング、スピーキングの3つのパートに分けられ、紋章の数(1〜5)で評価する形式。

全パートの紋章の合計が10を超えることが、次のレベルを受験する目安です。

試験が終わった後には受験者全員に成績証明書が送られます。

ケンブリッジ国際児童英検(YLE)の試験内容

(画像引用:ケンブリッジ公式サイト

ケンブリッジ国際児童英検は検定でありながら、子どもたちが飽きずに楽しく受験できるような工夫が凝らされています。

ここでは各パートの試験内容について詳しく見ていきましょう。

また公式サイトでは、それぞれのレベルに使われる単語リストが公表されています。受験前にチェックしておきましょう。(参考:Wordlists For exams from 2018)

リーディング&ライティング

リーディングとライティングのテストはまとめて行われます。

スターターズ(初級)はYES/NO式や並べ替え問題

スターターズ(初級)の問題数は全5パートで25問。制限時間は20分です。

簡単な絵と文章を見てYesかNoで答える問題や、与えられたアルファベットとヒントから正しい単語に並べ替える問題が出題されます。

ライティングに関してはまとまった文章を書かせる課題はなく、1つか2つワードを埋める程度の問題しかありません。

ムーバーズ(中級)は絵と文を見て単語を書いたり選択肢を選ぶ

ムーバーズ(中級)の制限時間は30分、問題数は全6パートで35問です。

絵と文章を見て正しい答えを単語で書く問題、3つの選択肢から正しいものを選んで会話文を成立させる問題が出ます。

最終パートでは文章を書かせる問題が出題され、絵を見て2つの短い文章を作らなければいけません。

普段から、目に入るものを簡単な英語で説明する練習をしておくと効果的でしょう。

フライヤーズ(上級)は文章の穴埋めなど高度になる

フライヤーズ(上級)の問題数は全7パートで44問。制限時間は40分です。

文章だけを見て正しい答えを単語で書く問題が出題され、150単語程度の文章の穴埋め問題もあります。

最終問題のライティングは、3枚ほどの絵を見て、20字ほどの文章を完成させるというもの。

他のレベルに比べるとやや高度なので、普段から英語の紙芝居や絵本を読んで流れのある英文を作れるような練習をしておきましょう。

リスニング

(画像引用:ケンブリッジ公式サイト

リスニングではすべてのレベルにおいて音声は2回流れます。

出題形式はほとんど同じですが、レベルが上がるごとに使われる語彙が難しくなり、センテンスも長くるのが特徴。

どのレベルでもパート2に関しては名前や数字を書く問題が出題されますが、多少のミススペリングは許容されるようです。(参照:ケンブリッジ公式 よくある質問

スターターズ(初級)は絵を選択したり色塗りなどをする

スターターズ(初級)9の問題数は全4パートで20問。時間はおよそ20分です。

音声を聞いて絵と人物を線で結ぶ問題や、3つの選択肢から正しい絵を選ばせる問題、指示に沿って色を塗る問題が出題されます。

ムーバーズ(中級)は絵と文章のマッチングなどがある

ムーバーズ(中級)の問題数は全5パートで25問で時間はおよそ25分です。

説明された通りの絵を選んでボックスにチェックをする問題や、詳しい説明を聞いて絵と文章が合っているかを答える問題などがあります。

フライヤーズ(上級)は音声を聞いて単語や数字を記入する

フライヤーズ(上級)の問題数はムーバーズと同様に全5パート25問で時間はおよそ25分です。

名前や綴りを聞いて単語や数字を記入する問題、聞いた情報通りの色を塗ったり単語を書く問題が出題されます。

スピーキング

スピーキングでは最初に必ず自己紹介をします。

スターターズは名前のみ、ムーバーズは名前と年齢、フライヤーズではフルネームと年齢をたずねられるので、あらかじめ答えられるようにしておきましょう。

スターターズ(初級)は物に関する質問をされる

スターターズ(初級)のスピーキングは4パートで3〜5分。

物に関する質問に短く答え、自分自身のことについて話すという形式です。

ムーバーズ(中級)は絵の説明や間違い探しをする

ムーバーズ(中級)のスピーキングは4パートで5〜7分。

2枚の絵を見てそれぞれを簡潔に説明し、4つの間違いを指摘します。

また自分自身に関する質問を理解し、それについて話さなければいけません。

フライヤーズ(上級)はストーリーの流れを説明する

フライヤーズ(上級)のスピーキングは4パートで7〜9分。

一連のストーリーになっている絵の内容を理解し、順を追って説明する問題が出題されます。

どんどん高度になっていくのが分かるでごんす。

公式サイトからサンプル問題を見ることができるワン!

ケンブリッジ国際児童英検(YLE)の料金や申し込み方法、受験の流れ

ケンブリッジ国際児童英検を受験するには、所定の受験センターに申し込みをしなければいけません。

その際の費用や受験の流れを解説していきます。

ケンブリッジ国際児童英検の受験料

ケンブリッジ国際児童英検の受験料は、受験センターや会場によって異なります。

以下は受験料の例。

受検票や賞状の送料などの費用は、基本料金に含まれています。

(参考:ケンブリッジ大学英語検定機構西日本試験センター英会話教室ルナ インターナショナル

ケンブリッジ国際児童英検(YLE)の料金(例)
基本料金 東京/名古屋/長野 関西/四国/九州
YLE(Starters) 6,300円 6,700円
YLE(Movers) 7,300円 7,300円
YLE(Flyers) 7,850円 7,850円
その他 ・変更手数料:5,000円
・キャンセル料:5,000円

一度申込みをした後に、別のレベルに変更する場合は別途5,000円が必要です。

また申込締切日以前のキャンセルは、5,500円(+銀行振込手数料)を差し引いた金額が返金されます。

ただし、申込締切日を過ぎてからの返金処理は原則認められていないので気を付けましょう。

支払い方法はクレジットカード、銀行振り込み、コンビニ支払い等が利用できます。

検定機関により支払い方法は異なるので注意が必要です。

ケンブリッジ国際児童英検の申し込み方法

ケンブリッジ国際児童英検が受けられる受験センターは以下の7つ。

各試験センターのホームページから申し込みが可能です。

ただし「英会話教室ルナ インターナショナル」では郵送での申し込みも受け付けています。

西日本試験センターの2020年度スケジュールでは、各レベル1年間に9回試験が実施されますが、各試験センターごとに実施頻度は異なるので注意しましょう。

試験の実施場所

ケンブリッジ国際児童英検は九州、沖縄を除く主要都市で行われています。

詳しくはケンブリッジ英語検定の年間試験日程を確認してくださいね。

受験当日の流れ

受験当日の流れは以下の通りです。

  1. 試験会場に着いたらエントリーフォームを記入
  2. リスニング、リーディング&ライティング、スピーキングの順に実施
  3. 午前中で終了

午前で終わるなら1日中潰れなくて済むでごんす。

本試験で出題される問題形式は、テスト対策用の練習問題と同じもの。

リラックスして本番に臨みましょう。

受験当日の持ち物

受験当日に持参する物を確認しましょう。

  • 鉛筆またはシャープペンシル
  • 消しゴム
  • 色鉛筆10色( 赤、青、緑、黄色、オレンジ、ピンク、紫、黒、茶色、灰色)
  • (必要であれば)水

ありがちなのが、色鉛筆を忘れること。忘れた場合は試験に不利になるので要注意です。

筆記用具については細かい指定があるので、よく確認しておきましょう。

ケンブリッジ国際児童検定(YLE)に関するQ&A

ここまでケンブリッジ国際児童英検について説明してきましたが、結局のところどういったことに役立つのかよく分からないという親も多いでしょう。

またどんな教材で勉強すればいいか悩んだり、試験が終わってから証明書が届かないと悩む人もたくさんいます。

ここではケンブリッジ国際児童英検について、よくある質問の答えを見ていきましょう。

ケンブリッジ国際児童英検は何に役立つの?

ケンブリッジ国際児童英検は、子供が英語でコミュニケーションを図る土台を作るという点で役に立ちます。

試験勉強の際にはリスニングやライティングだけに偏らず、英語の4技能をバランスよく勉強する必要があるというのも理由の一つ。

また試験自体が子供の興味をそそるような工夫がされているので、試験さえも勉強になり、楽しみながら英語に触れることができるでしょう。

ケンブリッジの公式サイトでは、検定を受ける児童と保護者のためのサポートページがあり、4技能全てに焦点を当てたクイズやゲームなどが利用できます。

子どもたちの学習を支えるためのアドバイスや知識について、保護者向けの記事もあるので上手に活用するといいでしょう。

(参考:ケンブリッジ公式 保護者のための情報ページ

ケンブリッジ国際児童英検の成績証明書はいつ届く?

成績証明書は通常試験終了から3〜4週間で届きます。

住んでいる地域によっても違うので、正確な日時は各試験センターに確認しましょう。

ケンブリッジ国際児童英検のテキスト(教材)は何がいい?

(画像引用:ケンブリッジ公式サイト

ケンブリッジの公式サイトには、無料でダウンロードできるワークシートが公開されています。

市販のものだと1冊3,000円くらいするので、それに比べたらかなりお得。それに信頼もできますね。

ちなみに市販の教材だとAmazonなどで購入できるので、市販の方がいいという人は合わせてチェックしてみて下さい。

(画像引用:Amazon

ケンブリッジ国際児童英検(YLE)を受けて英語を楽しく学ぼう

ケンブリッジ国際児童英検は、子供が楽しみながら英語を学ぶのにおすすめな試験の一つです。

無料で教材がダウンロードできたり、目で見て楽しめる工夫がされているので、英語に抵抗なく勉強できるかもしれません。

色塗りをしたり絵を見て答えながら、子供の話す、聞く、書く、読む力を育ててみてはいかがでしょうか。

ケンブリッジ英語検定とは?レベル別試験内容や難易度、合格率、日程や受験料を徹底紹介
ヨーロッパを中心に、英語のコミュニケーション能力を測定する試験として、高い評価を受けているケンブリッジ英語検定。 残念ながら日本では、TOEICや英検などに比べるとそれほど有名とは言えません。 ただ世界では2万を超える大学や企業...

ケンブリッジ英語検定とは?レベル別試験内容や難易度、合格率、日程や受験料を徹底紹介

TOEIC Bridge(ブリッジ)とは?TOEICとの違いや試験内容、料金など詳しく紹介
TOEICといえば、日本で最も知名度の高い英語検定試験の一つですが、「TOEIC Bridge(ブリッジ)」という試験があることを知らない人は意外と多いのではないでしょうか。 TOEIC Bridgeは、TOEICへの架け橋という意味...

TOEIC Bridge(ブリッジ)とは?TOEICとの違いや試験内容、料金など詳しく紹介

タイトルとURLをコピーしました